絶対王者フェルスタッペンは角田裕毅の昇格を「喜んでいない」 レッドブル幹部が内情を告白「最善の策だった」
チームの“パニック的な人事”に対するフェルスタッペンの反応について赤裸々な告白をしたのは、レッドブルのドライバーラインナップの決断に大きな発言権を持つヘルムート・マルコ博士だ。
オーストリアのニュース局『OE24』のインタビューに応じた重鎮は「マックスは(決定に)満足していない」と吐露。フェルスタッペンが今回の決定に不満を覚えている事実を明かした上で「彼が喜んでいないことは分かっているが、レースには2台のマシンが必要。コンストラクター・チャンピオンシップのためだけでなく、マックスの5度目のタイトルのためにも必要なのだ。レースでより戦略的に走れるからだ」と訴えた。
もっとも、今回の人事を「全会一致で決めた」(マルコ博士談)というレッドブル首脳陣にとってもエースの反応は織り込み済みだろう。だからこそ、「ユウキ(角田)は変化を遂げた。マネジメントを変え、この状況では最善の策だった」とマルコ博士は語る。
不満を抱いているとされるエースの傍らで、角田はいかなるドライビングを見せるのか。まずは、4月4日に鈴鹿サーキットで幕を開ける日本GPに注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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