元西武助っ人がMLBで“別人化”!? 防御率0点台&奪三振率16.57の最強中継ぎにNY紙記者も「打てない」と唸る
メッツで覚醒を遂げたギャレット。その快投には現地メディアも唸る。(C)Getty Images
日本球界での経験を経て、元西武助っ人が意外な快投を披露している。今季からメッツに加わったリード・ギャレットだ。
現地時間4月28日のカージナルス戦では、10回表から3番手として登板。1-1の同点でのタイブレークで一死三塁の得点機を作られたが、2奪三振でピンチ脱出。続く11回表には先頭打者に適時打を許したものの、後続を危なげなく抑えて、最少失点で切り抜けた。
【動画】メジャーの強打者もきりきり舞い 元西武ギャレットの快投シーン
メッツのサヨナラ勝ちを呼び込む快投を披露したギャレット。今季はここまで8登板で、14回2/3を投げ、防御率0.61、WHIP0.95と安定感は抜群だ。奪三振率も16.57と極めて高い。
ギャレットは20年から西武で2シーズンプレー。当時は160キロを超える4シームを武器としたパワーピッチャーだったが、メジャー移籍後、とりわけ今季は別人のような投球内容を見せている。
思うようにメジャーの強打者たちを抑えられず、マイナー降格も経験した31歳は、昨季終盤にシンカーを習得。さらにスイーパー、スライダー、スプリットにも磨きをかけ、直球主体から多彩な変化球で相手を翻弄するスタイルにモデルチェンジ。とりわけスプリットは効果抜群で、空振り率69.6%、被打率.063と全くと言っていいほど打たれていない。