「ノートは取らない、数学は『見たことがある』が1番の武器」京大卒雀士が伝授する勉強法
国語は「理系のような解き方をする」
ここからは、主要3教科について、「松嶋流・勉強法」をご紹介する。
まずは国語だ。
「国語は、感性が大事と言われていますが、全然そんなことはなく、意外と数学は文系の暗記的要素があるし、国語は理系の分析的要素があると思っています。
国語を苦手だと思う人は感性を全部排除して、理系みたいな解き方をした方が良いかなと思いますね。
国語は基本的に答えが文章に載っているから、文章から答えを持ってくるだけだと思います。
あとは、よく古文・漢文を苦手とする人がいると思いますが、古文、漢文はただの暗記言語だと思います。なので、国語が苦手という人は、まずは暗記で点数が取れる古文漢文をやった方がいいのかなと思いますね。」
数学は『見たことがある』が1番の武器
「数学の場合は、ひたすらテキストの例題を覚えることです。例題に出てきた数式を覚え、実施に出てきた問題と照らし合わせ、今までやった例題を引っ張り出して解くといった感じですね。結局暗記と一緒です。数学において『見たことがある』というのが1番の武器です。『見たことがある』を増やすことで、あ、このパターンねって引っ張り出せる。
それをいかに上手く思い出せるかが勝負だと思います。
あとは、数学って、最後まで答えきるのは大変ですが、最初の方は簡単な問題が多いので、例題を覚えていると、最後まで行けなくても部分点をとることはできます。
何をやっていいかわからない人は、まずは例題を見て、それが思い浮かぶまでやることですね。」
英語は絶対に文章で覚える
「英語に関しては単語帳を絶対に使わないことですね。
単語だけ覚えても受験で使えないからです。なので、英語は絶対に文章で覚えていました。
文章で覚えると、これは前置詞の話だなといったように、なんの話をしているのかがわかるんですよね。
もちろん単語を覚えることで、単語の意味がわかる場合もありますが、結局『この単語の意味はなんですか』という問題は、受験ではあまり出ないので、最終的に文章で覚える方がお得だと思います。
もし単語帳の中に文章が載っているんだったら、そっちで覚えた方がいいですね。
あとは、スペルを間違える人って、発音をしてない人が多いと思うんです。
発音がちゃんとできていると間違えることってないと思っています。
私自身、音読するって泥臭くて嫌いだったんですが、英語に関してだけはやっていました。
逆に、英語のスペルを書いて覚えたことがないんですよね。手が疲れるくらいだったら発音した方がいいという理論でやっていました。」
いよいよ受験シーズンも大詰めを迎える。
今からでも遅くない「松嶋流・受験法」を実践し、コロナ禍の受験に打ち勝って欲しい。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]