善意のはずの手拍子応援が生み出した「甲子園の魔物」…絶対王者・大阪桐蔭ものみこまれる

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 近年では、第100回大会で準優勝の快進撃を見せた金足農(秋田)が「魔物」に味方された。準々決勝の近江戦(滋賀)で1点を追う9回裏の攻撃。県立高校で、全国的にも数少ない農業高校の奮闘に、大観衆の手拍子とざわめきが大きくなる。無死満塁となり、最後は逆転2ランスクイズのサヨナラ勝ち。「あの雰囲気、歓声でまわりの声が聞こえなかった」と近江の林投手が話したように、奇襲に備える守備陣の声がけが「魔物」によってかき消された。

「魔物」の正体は、審判のジャッジ、強風や雨といった気象条件、ミスやエラーなどさまざまな要因が絡んできた。今回のように、甲子園ファンによって生み出される「魔物」もある。善意のはずの手拍子エールが、相手側の球児には大きな重圧となることも忘れてはならない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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