【アジア杯総括】森保ジャパン「出場全選手」を査定!上田、毎熊、冨安の出来は上々 対照的に”株”を下げたのは?

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毎熊は今大会で評価を上げたひとりだろう(C)Getty Images

【DF】
2 菅原由勢 E
 自身の緩みから、毎熊にポジションを奪う隙を与えてしまった。伊東の不調、親善試合の好調さから対策を打たれた部分で困難はあったとしても、自身のパフォーマンスが最初のベトナム戦から良くなかった。期待を大きく下回ったのは間違いない。

3 谷口彰悟 D
 イラク戦でパワー負けし、歯が立たなかったことで序列を下げた。冨安がレベチすぎたが、ラインの上下動や競りに行く方向など、工夫はもっと出来たのではないか。追試の機会がなく、残念だった。ビルドアップも、もう少し運んで相手の中盤を引きつけたほうがいい。

4 板倉滉 D
 足首の手術を受けてから、この数か月はクラブでも戦線を離れたままアジアカップに合流。バーレーン戦の打撲も重なり、本来のパフォーマンスでは無かった。個性的な選手が集う現チームにおいて、まとめ役になれる精神的支柱であり、外しにくいのは理解できる。だが、イラン戦の状況で動けないのは、層の薄さを露呈したに等しい。

15 町田浩樹 C
 190センチの左利きという抜群のスペックはやはり貴重で、そのメリットはあった。今後も継続起用したい選手だが、背後を取られる回数がやや多いのと、インドネシア戦のロングスローにまんまとやられたのが気がかり。チームに物申せるほどの存在感を。

16 毎熊晟矢 A
 今大会で最も輝いた選手の一人だ。ポジショニングが良く、ファーストタッチで進む方向付けも絶妙。守備も概ね問題なく、バーレーン戦のロングシュートは立ち位置を取ったことを含め、圧巻の一言だった。チームが詰まったときなど、国際的な球際の激しさにはもう少し慣れる必要もあるが、クレバーな個性は大きなインパクトを残した。

19 中山雄太 B
 イラン戦はこの中山を三笘と同時に送り込めなかった点で悔いが残る。伊藤をCBに移して3バックを組み、中山を左サイドに入れれば、相手にマークされた三笘との間で中継点になってくれたと思う。バーレーン戦もそうしたプレーが随所に見られたので、この中山がベンチに座ったまま試合を終えたのは残念でならない。守備面で脆弱さがある選手であることは否定しないが、3バックに変更しつつなら、そのリスクも軽減できた。もったいない。





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