【アジア杯総括】森保ジャパン「出場全選手」を査定!上田、毎熊、冨安の出来は上々 対照的に”株”を下げたのは?
21 伊藤洋輝 C
スーパーなプレーはしていないが、まずまず良かった。クロスの精度は引き続き改善が必要だが、今大会でより気になったのはゲームコントロール。落ち着かせて欲しいと皆が願うときに攻め急いだり、運べる場面で後ろへ下げる場面が目についた。「前へ出せ!」とピッチサイドからどやされるので、頭が縛られるのかもしれないが、相手やゲームを見ながらプレーしている印象がない。出来そうな選手なので、もっとピッチ内で発信を増やしたほうがいい。
22 冨安健洋 A
ビルドアップ、球際、カバーリング、何においてもハイレベルで、立ち位置の取り方が的確かつ早い。レベチ。さらに今大会印象的なのは、リーダーシップを取る姿だった。人見知りであまり喋らない印象があったが、プレーだけでなく言葉でもチームを引っ張る意識が見えた。まだ目に馴染んではいないが、中澤佑二や吉田麻也が着けた22番を志願したのは伊達ではなかった。
24 渡辺剛 評価なし
出場機会が少ないので評価できない。
鈴木のポテンシャルは確か。今後の成長に期待したい(C)Getty Images
【GK】
1 前川黛也 出場なし
12 野澤大志ブランドン 出場なし
23 鈴木彩艶 ∞
わかっていたことだが、経験不足のため状況判断に難あり。ただし、ロングキック、間をのぞくパス、競り合いの強さなどは過去に類を見ない、マヌエル・ノイアー級の素材であることを再確認した。イラン戦は割合安定していたので、あと2試合で活躍させ、太鼓判を押したかったところ。現状はダメと烙印を押すのはあまりに惜しく、しかし、OKとも言えない。長期と短期の強化目線を、今後のスケジュールとどう合わせるか。本大会だけでは本当の意味での評価はできないため今後の可能性を考慮して∞とした。
[文:清水英斗]
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