燕・村上 前半戦最大のピンチに注目集める「陰のアシスト力」とは

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 セ・リーグ首位を独走するヤクルトが非常事態に見舞われている。

 ヤクルトは1、2軍の関係者計27人が新型コロナウイルスに感染。9日、10日の阪神戦(神宮)2試合を中止とした。

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 首脳陣では高津監督、石井投手コーチ、大松打撃コーチ、森岡内野守備走塁コーチ、衣川バッテリーコーチらがのきなみ陽性。野手では山田、塩見、捕手の中村も含め、中継ぎ陣では清水、田口といった「勝利の方程式」も陽性。感染拡大に歯止めがかからない。

 チームは11日、神宮外苑で行われた練習に内川、西浦らのベテラン勢と共に、捕手では古賀、西田も招集。まさにチーム一丸となってこの難局を乗り越えようとしている。

 12日から再開する中日3連戦では松元作戦コーチが監督代行として指揮を執る予定となっている。

 投手、野手、捕手に至るまですべてのポジションで人が足りない。この非常事態に注目されているのは主砲・村上だ。常にベンチ最前線に陣取り、積極的に声を張り上げる。ネット上では「村上監督」の異名も持つ若き主砲のパフォーマンスに期待がかかる。

 「神がかっていた打撃は7月に入って少し失速気味ですが、チームのピンチに燃えるでしょう。何といっても一振りで試合の流れを変えられるのは大きい。こういうときだからこそ、豪快な打撃が期待されています」(放送関係者)

 村上の6月成績はリーグトップの14本塁打、35打点、長打率・940と脅威的な数字を残し、月間MVPも獲得。首位を独走するチームを後押ししただけに、このピンチを救う働きが求められている。

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