巨人・吉川 だから「レギュラー未満」になってしまう 勝負どころで出た「悪癖」とは
巨人は28日の広島戦(マツダ)に4ー6と敗れ連敗とし、5位に転落した。
久々の先発となった赤星が4四死球と試合を作れず、3回4失点KO。
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一方、厳しい目を向けられたのは背番号2だった。
4ー4で迎えた5回。無死一塁の場面で広島・西川の打球は二塁・吉川の真正面。併殺を狙えるコースだったが、手前で微妙にバウンドが変わると、これをファンブル。その後、堂林の適時打を許し、失点につながるエラーとなった。
さらに6回は二死一、二塁の場面。矢野の打球を吉川はグラブトスで一塁に放るも、これが悪送球に。送球は大きくそれ、その間に二走が生還と2つのエラーとも失点に結びついてしまった。「忍者守備」など守備の名手として知られる吉川に「らしくない」プレー。現在の吉川にはこんな声もある。
「夏場にきて明らかに状態を落としている。以前から原監督は吉川の課題として『夏場になると打球が前に飛ばなくなる』とスタミナ面をあげているが、今季も同様の状態に陥っている。これが一軍半といわれるゆえん。ここを抜け出せないと吉川は不動のレギュラーとは認められないだろう」(球界関係者)。
この試合、吉川は2点差を追う8回二死満塁の好機に空振り三振に倒れている。ここ最近6試合の成績は24打数6安打の打率・154と落ち込んでいる。開幕当初はリードオフマンの役割を存分に発揮していたが、ここ最近はスタメン落ちする試合もあるなど、輝きを失っている。