うつ病を告白、大坂なおみの突然の大会辞退に理解を示したのは・・・
女子シングルス世界ランキング2位で第2シードの大坂なおみ(日清食品)が31日(日本時間1日)、自身のツイッターを更新。現在出場中の全仏オープンを棄権することを表明した。大阪は大会1回戦を世界ランキング63位のパトリチアマリア・ツィグ(26)=ルーマニア=をストレートで下し、初戦を突破していた。大会前に「心の健康状態が無視されている」として、記者会見を拒否する意向を表明、その意見に対し賛否両論が沸き起こっていた。
大坂は同時に2018年の全米オープン以降、うつ病と不安症に悩まされてきたことを告白。「真実は私は2018年の全米オープン以来、長い間うつ病に苦しんできたということです。そしてその対処に本当に苦労しました」と全米オープン覇者となって多くの注目を集めるようになったことでうつ病を発症したと認めた。
テニス女王のマルチナ・ナブラチロワ氏はツイッターで「なおみのことがとても悲しい。本当に彼女が大丈夫であることを願っている。選手として、私たちは私たちの体のケアはしろと教えられていたが、おそらくメンタルや感情的な側面は軽くあしらわれていた」と今回の大坂の発言に、自身の選手生活を振り返った上で理解する意思を示した。
大坂の突然のうつ病告白には朝のワイドショーも大きく時間をさいた。「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)に出演したテレビ朝日の玉川徹氏は今回の出来事を受けて「今後は色々な問題に波及していく、大きな問題だと思います。今まで社会ではメンタルで不調なときは怠けているとみられている部分があったじゃないですか。でも今は、変わってきているじゃないですか。トップアスリートの世界も変わっていくべきじゃないかと思います」とコメント。これまで以上にスポーツの世界においても『心の健康』維持に目を向けられていくべきだと意見を語っていた。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
・今すぐ読みたい→
米国ファンの態度に世界中から批判殺到…大坂なおみの涙の会見が起こした大きな波紋
清田コロナ不倫解雇、清原薬物・・・球界の「キヨ」に続く災いにSNSでは「清宮、大丈夫?」
異例のスピード解除となったロッテ・清田で思い出す過去の野球選手の「不倫とその後」といえば・・・