WBO王座防衛のカシメロについて 井上尚弥「リゴンドーだと盛り上がらないし、自分のモチベーションも上がる」

タグ: , , , 2021/8/15

転級の時期は未定 「バンタム級統一後に考える」

――バンタム級を卒業するタイミングは頭にありますか。
井上 バンタム級の4団体王座を統一してから考えることなので、そのときにならないと分かりませんね。半年後、1年後のことをいま決めてもなんともいえないじゃないですか。いまはバンタム級がちょうどいいし、年内に1試合、来年の春に1試合して、そこで自分の体がどうなって(大きくなって)いるか、それ次第です。

――スーパー・バンタム級に上げてからのプランは思い描いていますか。
井上 全然、何も決まっていないので。スーパー・バンタム級のチャンピオンもチェックしていないし、いまはバンタム級の2試合しか頭にありません。

――現時点で、100点満点のうち自己採点は何点ですか。
井上 引退してからじゃないと決められないかな。振り返って「あのときが何点だったかな」とか。もしも自己採点が80点だとしたら、伸びしろが20点しかないじゃないですか。そんなことは自分では決められないですね。

――では、いまの自分に足りないものがあると感じますか。
井上 少なからずありますが、具体的に何かというのは見当たりません。スパーリングをやっていても、いろんな相手とやりながら新しい発見ができる。いま、この瞬間、これができたなというのがあるんですよ。瞬間、瞬間、自分が思ったことができたと。それって、けっこう楽しいんです。

――追われる立場ということは意識しますか。
井上 そもそも追われる立場という意識がないんです。だって次の2試合の相手は他団体のチャンピオンになるわけで、もしもスーパー・バンタム級に上げたとしたら、その階級のチャンピオンがいる。だから自分は追う立場じゃないですか。

――いまはジムワークをしている状況ですね。
井上 試合が終わって1ヵ月半、次の試合が決まっているわけではないので、いまは基礎トレーニングで全体の底上げをして段階です。
夏場は暑いので日が落ちてから走っています。そうしないと質のいいトレーニングができないので。動きが切れる状況にするためジムではクーラーをつけて練習しています。

――あらためて次戦の時期について聞かせてください。
井上 相手に関してはドネアかカシメロで、年内の対戦で交渉中というところです。場所は日本かアメリカになりそうです。





 なおWOWOWでは、井上尚弥が父・真吾トレーナーと生放送で初共演し、自身のマイケル・ダスマリナス戦振り返りをはじめ、バンタム級4団体統一の野望やスーパー・バンタム級への転向など今後についてたっぷり語った『「井上尚弥」出演!ラスベガス防衛戦の軌跡』を限定配信している。
『WBO世界バンタム級タイトルマッチ ジョンリエル・カシメロvsギジェルモ・リゴンドー』は、16日(月)夜9時00分からの『エキサイトマッチ~世界プロボクシング』内でも放送される。

<関連情報>
『エキサイトマッチのリングサイド会議 井上尚弥出演SP!「井上尚弥選手・真吾トレーナーに聞いてみよう!」』
井上尚弥公式アプリとWOWOWオンデマンドにて配信中。

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