“最強YouTuber”による異種格闘技戦の意味 海外で語られた井上尚弥らとの違い「群衆を引き寄せるのはインフルエンサーだ」
さらに「この深刻な経済状況下において群衆を引き寄せているのは、クロフォード、イノウエ、スペンス、フルトンではなく、インフルエンサーだ」と断言した『Man’s World』は、「ジェイク・ポールのようにSNSやYouTubeで100万人以上のフォロワーを持つ選手が何人いるだろうか?」と指摘。ネット上でのカルト的な人気がもたらす絶大なる影響力を強調した。
「自分たちの金銭目的のためにボクシングを利用し、その過程でスポーツの正当性を傷つけるとも言われる“ペテン師”には、有機的なものは何もない。しかし、ジェイク・ポールがネイト・ディアズと対戦するとき、スタジアムには何千人もの人が押し寄せ、何百万人以上の人々が動画配信で試合を視聴すると予想される。
彼らが取り込んでいるのは、熱心なボクシング・ファンではなく、センセーションを巻き起こしたYouTuberと、UFCで頭角を現した悪名高き総合格闘家のファンなのだ。その誇大広告は計り知れない」
無論、ジェイクの試合に競技性はない。言ってしまえば、なんの意味もない一戦ではある。それでも米ストリーミング配信サービス『DAZN』での中継などで莫大な利益は生み出す。その異質なエンターテイメントがいかなる決着を見るかは興味深いところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】井上尚弥の次戦が話題沸騰!米識者が訴えたライト級最強王者との対決願望に反発の声も「血まみれになる危険がある」
【関連記事】無敗フルトンを会心の撃破!井上尚弥の4階級制覇に米識者たちも愕然「イノウエは異常だ」
【関連記事】タイソンも「凶悪だ」と認めた力でフルトンを圧倒! 井上尚弥の4階級制覇に米プロモーターも絶賛「弱点がない」