米老舗誌編集長が告白した井上尚弥が「世界最強」の理由 フルトン陣営の“難癖”への対応に脱帽「全てを飲んで、圧倒した」

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 なぜフィッシャー氏は井上を「世界最強」としたのか。現地8月31日に米YouTubeチャンネル『3 Knockdown Rule』に出演した本人が、その理由を説明した。

「イノウエの何が素晴らしいかってのを話すといろいろとある。あの試合(フルトン戦)で言うと、彼は試合前にフルトン陣営にバンテージの巻き方を見られていて、それに対して『これでいいか? これが君たちの望む形か?』って全てを飲み込んでいたんだ。そのうえで圧勝したんだよ。あれだけ万能な優れた選手に対してね。

 フルトンはまさに全盛期にあって、全戦無敗、それに無敗の選手を何人も倒してきてるんだ。さらにイノウエにとってあの試合はスーパーバンタム級で初めての試合だった。これこそPFPにふさわしいってことさ」

 相手陣営からの“難癖”にも動じず、王者となった井上の堂々たる振る舞いを評価したフィッシャー氏は「イノウエよりもクロフォードが上だと言うこともできた」と吐露。そのうえで、「でも、僕はスペンスよりもフルトンの方がより万能だと思っているんだ」と強調し、改めて“モンスター”への賛辞を語っている。

「自分が少数派なのはわかっているけど、僕はクロフォードのそれよりもイノウエの勝利の方がより印象的だと思った。今でも『モンスターこそがPFP1位だ』と考えているよ。ただ、どちらが1位でも間違いではない。クロフォードを選ぶ人たちを否定はしない。だから、『クロフォードとイノウエ、そして他の選手たち』っていうのが僕の意見だ」

 年内にマーロン・タパレス(フィリピン)との4団体統一戦を実施する見込みとなっている井上。クロフォードに続く2階級での4団体統一王者となれば、フィッシャー氏が“少数派”とは言えなくなりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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