“怪物“にも揺るがぬ自信 タパレス陣営が井上尚弥撃破を強調する理由「ドネアのようなカウンターで一気に崩す」
16歳でプロデビューを飾って以来、紆余曲折を経て、ようやくたどり着いたメガマッチの絶好機だ。意気込みを強めるタパレスには“参謀役”も太鼓判を押す。マネージメントを務めるプロモーターのショーン・ギボンズ氏は『The Ring』で「今のタパレスはとてもシャープでキレがある」と同陣営が自信を深める理由を論じている。
「イノウエのオフェンスはディフェンスであり、非常にオープンだ。彼には爆発力があり、本当にいいパワーを持っている。だからこそ、この試合の鍵は、マーロンがアフマダリエフ戦のように最初の4ラウンドを支配し、ジャブで裏を突き、ノニト・ドネアのようなカウンターで一気に崩すことだ」
すでにルイス・ネリ(メキシコ)などが井上戦の実現を公の場で明言。一部メディアではタパレス戦後の展望が語られてもいる。そうした風潮にギボンズ氏は「彼らはイノウエの次の試合を計画している。しかし、まずは目の前のことを心配したほうがいい」と警告した。
井上を破れば、世界の度肝を抜く大番狂わせとなる。果たして、31歳のベテランは歴史的なアップセットを巻き起こせるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】もはや「圧勝」は堅い? 元世界王者たちが怪物・井上尚弥に「尋常じゃない」と脱帽「あいつが日本で負けるわけがない」
【関連記事】井上尚弥、“史上初”の快挙へ! 試合前会見でタパレスを横目に油断はなし「自分のキャリアを考えれば、まだまだ通過点」
【関連記事】タパレスの“2000%発言”に井上尚弥は何を感じた? 決戦前に見せつけた余裕「自信がなければ、おもしろい試合にはならない」