「理解できない」元ライト級王者の井上尚弥への“挑戦意思”に米識者が反発「イノウエとパッキャオは同じじゃない」
元プロボクサーのホセ・ルイス・カスティージョJr.氏が「イノウエはパッキャオのように別の階級でも支配的になるだろう。ただ、なぜシャクールがあんなことをするのか理解できない」と指摘。さらに米老舗誌『The Ring』で編集長を務めるダグラス・フィッシャー氏が「イノウエとパッキャオは同じじゃない」と論じ、「ライト級の選手が軽々しくスーパーバンタム級の選手を呼びつけること自体が不思議」と、スティーブンソンに疑問を投げかけた。
「イノウエ自身もスーパーフェザー級を超えられるとは思っていない。そしてパッキャオは数多のエリートボクサーの中でも、一生に一度の天才だ。まるでヘンリー・アームストロングのようだった。アームストロングは、ウィリー・ペップのようなフェザー級の選手をわざわざ自分の階級に呼びつけるような真似はしなかった」
昨今の格闘技界はSNSやYouTubeといったコンテンツの発展によって、“自分をアピールしたもん勝ち”という風潮はある。しかし、井上のような絶対王者への敬意に欠ける行為は、エンターテインメントに溢れたアメリカでも認められはしない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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