「理解できない」元ライト級王者の井上尚弥への“挑戦意思”に米識者が反発「イノウエとパッキャオは同じじゃない」

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文字通り敵なしの強さを誇る井上。そんな日本の偉才にはあらゆる話題を生み出す。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、(C)Getty Images

 当代最強とも目される井上尚弥(大橋)。昨年12月にマーロン・タパレス(フィリピン)を打ち破り、2階級での4団体統一を果たした彼の衰え知らずの強さは、ありとあらゆる議論を巻き起こす。

 目下、SNSで小さくない話題となったのは、元WBC世界ライト級王者のシャクール・スティーブンソン(米国)が“言った”とされる投稿だ。米ボクシング専門ポッドキャスト番組『IFL TV』が公式X(旧ツイッター)で「ライト級にいるスティーブンソンがイノウエとの対戦に興味を抱き、その意思を示している」と投稿。「果たして、どちらが勝つと思う?」と呼びかけた。

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 こうした呼びかけがされるのは、いまに始まったことではない。昨年7月にスーパーバンタム級における初陣で、スティーブン・フルトン(米国)を撃破した井上のPFP(パウンド・フォー・パウンド)における評価は各国メディアで急上昇。ファンや一部のメディアはもちろん、ついには現役選手までもが、「誰がイノウエを倒せるか?」という論争を展開してきた。

 ただ、3階級も差があるスティーブンソンに代表されるように、そうした論争は非現実的なものが大半だ。ともすれば、危険だとも言えるものすらある。ゆえに勝負を煽るような『IFL TV』の投稿には反発の声が相次いだ。

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