井上尚弥への“あらぬ批判”は「浅はか」 米興行関係者が国内の論争を一喝「イノウエはアメリカにいる必要はない」

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 そうした背景を踏まえ、辛辣な反論を口にするのは、井上との契約を締結している米興行大手『Top Rank』のトッド・デュボフ副社長は、米メディア『Boxing Scene』において「『スターになるためにはアメリカに来る必要がある』なんて言うのは、ちょっとしたナルシスト的な意見だ。そんなのたわごとだ」と断言。そして、日本で異彩を放つ怪物の秘める価値を独特な視点から訴えている。

「我々は明確なビジョンを持っている。白黒写真だった頃、ビートルズはアメリカで成功するために飛行機ではるばるアメリカに来なければならなかった。ローリング・ストーンズもアメリカに来た。だが、そうした視点は今の世界ではとても浅い見方だ。

 アメリカにいる必要はないんだよ。今の世界はとてもフラットで、非常に密接になっている。イノウエが試合をすると、あらゆるプラットフォームで瞬く間に世界的なトレンドになる。彼は人の心を響かせるんだ。我々はそれをライブで発信し、誰もがそれを見ることができている」

 グローバル化が進むなかで、母国を拠点する必要は「ない」としたデュボフ氏は「スーパースターになるためにアメリカに行くという考えは身勝手だ」と改めて訴えている。

 アメリカで試合をやるべきという論争は今後も続くだろう。そうしたなかで開催されるネリ戦は、井上にとって喧騒を静める意味でも重要な一戦となりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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