日本人のサイン攻めにも気さくに対応 “悪童”とは一線を画すネリの殊勝な行動に米記者も感嘆「とても上品だった」

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 しかし、ネリは5か月前に米テキサス州でのトレーニングキャンプを開始。「打倒・モンスター」に向け、体重管理を徹底しながら丹念に調整を重ねてきた。そんな熱戦を生み出した彼の奮闘、そして舞台裏での殊勝な振る舞いには賛辞も送られている。

 米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』のトリス・ディクソン記者は自身のXに、宿泊するホテルでファンのサイン攻めに応じるネリの様子を収めた動画を公開。「彼は部屋に戻り、ホテルのロビーにいたファンにサイン入りの道具を山ほど持ってきた。とても上品な行動だった」と称賛。さらに同サイトに掲載したマッチリポートで、粗暴さとは無縁だった悪童を絶賛している。

「ネリは悪役を完璧にこなし、危機一髪だった瞬間も含めて、悪さばかりではない可能性が高い。彼はホテルで何度もセルフィーに微笑んだり、サインを求めたファンにも気さくに対応していた。それはまるで、ディズニーランドでコスチュームを脱いだキャラクターが、自分らしくいられる時間を過ごしているのを見るようだった」

 過去のいかなることにも悪びれない言動からどうしても「ヒール」なキャラクターが定着していたネリ。しかし、少なくとも今回の来日期間中では、彼にこびりついたイメージは、やや薄れた感はある。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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