井上尚弥の強打に「ダメだ」 衝撃TKO後の控室で漏れたドヘニーの“肉声”を母国メディアが紹介「右足が使えなくなった」
井上の猛攻によるダメージは深刻だった。ドヘニーの母国メディア『Irish Boxing』は、試合後の控室でトレーナーをはじめとする関係者に状況を説明する本人の様子を紹介。腰と足をダラーッと伸ばした37歳は「腰の上のあたりの付け根の筋肉だ。いきなり右足が使えなくなったんだ。試合に戻ってなんとか押し返そうとしたけど……ダメだった」と苦悶の表情を浮かべた。
試合後の会見に本人の代わりに出席したプロモーターのマイク・アルタムラ氏は、「6回にパンチが当たり、彼は腰の神経を痛めてしまった。7回にさらに悪化してしまった」と詳細を説明。無念そうな表情を浮かべた。
試合後に「6、7回から攻めて12回を通して組み立てようというのはあった」と説明した井上。まさにギアを入れたタイミングで、相手をリングに沈めたというわけである。世界が「モンスター」と恐れる偉才の一撃は、やはり半端ではない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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