井上尚弥戦の悪夢は「乗り越えた」 “歩行不可能”で敗れたドヘニーが再起誓う「つらかったが、もう過去。全て水に流した」
「すぐにトップレベルに戻す。それこそがやる気を出す原動力になる。もちろん、あの時(井上戦)はつらかった。背中を痛めて棄権したイノウエとの試合のことはもう過去のことだ。すべて水に流した。もう俺はイノウエ戦を乗り越えたし、今はリラックスしている」
さらに「もう言葉は何の意味も持たない。土曜の夜の試合で全てが明らかになる」と続けたドヘニーは、こうも断言している。
「ボールが世界チャンピオンになったのには理由がある。だが、俺も自分の能力に自信を持っている。みんながイノウエとの将来についてあれこれ語って、興奮している。だけど、彼(ボール)は愚か者ではない。土曜の夜に厳しい戦いが待っていることを知っているはずだよ」
果たして、熟練の名手は井上戦をも見据える王者の牙城を崩せるか。リバプール決戦は、“モンスター”の近未来をも左右する一戦だけに目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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