「彼が避けているなんて俺は言わない」再起戦で白星のグッドマンが訴え! 母国局が伝えた井上尚弥戦への“計画”とは?

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 一部で「井上から逃げた」と厳しい声にもさらされてきた。その中で今回のエスピノーザ戦の勝利によってIBF1位の座を保持。さらに戦績も20戦無敗とした26歳には、地元メディアも舌を巻く。

 豪スポーツ専門局『FOX Sports』は「イノウエと戦うという夢をスパーリングでの度重なるカットで打ち砕かれたアルビオンの殺し屋(グッドマンの愛称)は、最後まで強さを見せ続けた」と、バッティングによるアクシデントも生じた復帰戦の内容を激賞。その上で、グッドマンの今後を展望している。

「グッドマンは、この2年間の大半をイノウエとの試合ができる指名挑戦者として過ごしてきた。しかし、イノウエは9月にウズベキスタンのムロジョン・アフマダリエフとの試合が内定し、試合をふたたび行える可能性は低くなっている。そうした中でもイノウエを追い続ける決意を固めるグッドマンは、新たにWBOの暫定王座戦に焦点を当てる可能性がある」

 井上側の興味関心を引き出すために、興行を成功させられなかったグッドマンには世界ランクをキープしつつ、相当なアピールも必要になる。そのため、同局が指摘したWBO暫定王座戦は現実的なプランと言える。現時点で同タイトルに絡むのは、25戦無敗のカール・ジャメス・マーティン(フィリピン)や、元同級王者で、23年12月に井上と対戦していたマーロン・タパレス(フィリピン)といずれも実力派である。

 エスピノーザ戦後に「チャンスが欲しいんだ。彼が避けているなんて俺は言わない。でも、戦いたい」と声高に叫んだ26歳の願いが、ふたたび叶う日は訪れるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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