井上尚弥vs中谷潤人は「存在が極上の美食」 “煽り不要の価値”を訴える米敏腕記者は欧米ファンに疑問符「純粋さこそボクシングの真髄であるはず」
米記者が訴えた日本のボクシングに存在する「伝統的な敬意」
今回に一戦において、ここまで当人同士はもちろん、両陣営間でも、煽り合いやトラッシュトークは皆無。ファルケンタール記者の言う「刺激的な何か」は必要とせずとも、しっかりと話題性は高められてきた。
そのリング上で全てを決着させるという流れを「ダイヤモンド」とも「極上の美食」とも絶賛するファルケンタール記者は、「格闘技をスペクタクルとして楽しみたいファンにとって、この試合はまさに夢の実現と言える」と断言している。
「日本のボクシングには、武道に根ざした伝統的な敬意が存在する。選手たちは個人的な恨みなど抱かず、互いに自分の実力のみを証明するという同じ目標を掲げている。試練が大きければ大きいほど、勝利の喜びもまた大きくなる。
今、欧米のファンは、インフルエンサーによるボクシングや挑発的なショーの中心となり、試合自体が二の次となる時代に慣れてしまっている。ゆえにボクシングの腕前を証明したいだけの、寡黙な二人の日本人ファイターは、彼らのアルゴリズムの好みに合わないのだ。だが、ボクシングの秘める本質的なドラマ性を高く評価するなら、イノウエとナカタニの対戦は、まさにスーパーボウルだ。地球上で最もレベルの高い戦いとなる」
アメリカで数多の激闘を見守ってきた百戦錬磨の名物記者が、ここまで世界に訴える。その事実こそが、井上と中谷のメガマッチの持つ特異性を物語っていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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