「いいか? 入ってきたところに左フックだ」――井上尚弥の衝撃ダウンは策略通り 明らかになったカルデナス陣営の“怪物対策”

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 この度、公開されたYouTubeチャンネル『Dinamita Cardenas』の動画内で試合前に、陣営の参謀役で、トレーナーを務めるジョエル・ディアス氏は、カルナデスに対して「覚えておけ、ミスは許されないぞ」と発破。そして「一番注意しなきゃいけないのは、イノウエのタイミングだ。インとアウトの動きを繰り返してくる。あいつがKOを繰り返しているのは“完璧なタイミング”を取れているからだ。パワーじゃない」と強調し、こう指示した。

「フェイントを使ってタイミングをずらせ。それでパンチのタイミングを悟らせるな。ビビらずに初回から行くぞ。あとは常にアゴは下げて、しっかりブロックを固めておくんだ。腕を打たせても、ガードは緩めるな。とにかく打たせる隙を与えるな。

 もし、パンチが当たらないと思ったら、ガードを固めて、距離を詰めて行け。それでガードの上から打たせて、打たせた瞬間にカウンターを狙え。お前のパワーを教えてやれ。いいか? ジャブで触って誘い出せ。向こうが右から狙ってきたら、入ってきたところに左フックだ」

 最後に「一瞬も気を抜く暇はないからな」とカルナデスを送り出したディアス氏。あのダウンは、熟考を重ねて見出した“井上分析”がハマった形と言える。一方で相手の対策を最後には凌駕し、TKO勝ちをもぎ取った井上も見事と言えよう。

 ディアス氏は、今年9月に井上の対戦相手となっているWBA暫定王者ムロジョン・“MJ”・アフマダリエフ(ウズベキスタン)のトレーナーでもある。それだけにカルナデスを変化させた分析力は少々不気味だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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