井上尚弥戦を狙うボールの暴挙にドヘニー陣営が憤怒! 御法度の蹴りつけ→未減点に苦言「あんなことをしてまで勝ちたいとは…」
さらに「それが間違っているから何かすべきだと言っている」と続けたデルベッキオ氏は、抗議をした自身が退場処分を受けたことも明かしている。
「私はレフェリーを怒鳴りつけたことで退場を命じられた。彼が『誰を指差しているんだ?』と言ったから、咄嗟に『お前だ。バカ』と言ってしまった。失格にしろよとまでは思わないが、対処をすべきだったんだ。もちろん我々は正々堂々と戦えたと思う。彼(ボール)は本当に怒りっぽい性格だと思う。試合中はずっと感情のコントロールに悩まされていた」
また、ドヘニーのプロモーターを務めるマイク・アルタムラ氏も「それは我々のまさに目の前で起こったんだ」と強調。「我々はあの行為に対する完全な無視と、審判がルールを厳格に施行しなかったことに驚いた」と苦言を呈した。
「あれほど明白な反則だったから、5分間のリカバリータイムと2点の減点、もしくは失格の可能性もあったと思う。でも、それが議論すらされないのが現実だ。1万1000人の観衆が入った相手のホームで戦っているときは、状況が不利になることが多いと分かる事案だった」
来る12月にサウジアラビアで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とのメガマッチが見込まれているボール。それだけに今回のルールに反する暴挙の数々は気になるところである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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