プロ野球界・消えたニックネーム伝説 ウルフ、ハマの龍神、マッサン…
プロ野球界で、何となく一度は命名されたものの、「民意」を得られずに定着することなく、消えてしまったニックネームの数々があります。今回は3つのケースを検証してみます。
あなたはもう、忘れたかしら。
「ウルフ」高橋由伸(巨人)
由伸さんのルーキーイヤーだった1998年のこと。これは絶対に定着すると誰もが思っていました。だって命名者はあの長嶋茂雄監督ですよ。
由来は「オオカミは頭が良く、身内には優しい一方、敵には勇敢に牙を剥く」というイメージが由伸さんにピッタリだった、というもの。
当時は松井秀喜さんが「ゴジラ」の愛称で親しまれていたため、ミスターも由伸さんの売り出しにひと肌脱いだわけですね。
ところが…。
「ウルフ」といえば大相撲の名横綱・千代の富士さんのイメージが強すぎました。当初は「ウルフ由伸!」と大々的に報じていたスポーツメディアも、徐々にそう呼ぶのが恥ずかしくなってきたようで、自然消滅と相成りました。いやいや、なんてったって「由伸」という名前がオンリーワンの輝きを放っていますからね。無理に愛称は必要ないのかもしれません。
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