プロ野球界・消えたニックネーム伝説 ウルフ、ハマの龍神、マッサン…

タグ: , 2020/12/13

「ハマの龍神」金城龍彦(横浜)

 1998年のドラフト5位で社会人の住友金属から横浜入りした金城さん。プロ入りとともに投手から打者に転向して、スイッチヒッターにチャレンジ。才能は2年目の2000年に大きく開花します。打率・346で首位打者と新人王をダブル受賞したのです。

 そして翌01年のシーズン前、球団は若き安打製造機を売り出すため、公式ホームページ上で愛称を公募します。そこで選ばれたのは「ハマの龍神」というものでした。考案者の方々には、金城さんのサイン入りバットとボールが贈られました。

 だがしかし・・・。

 「ハマの番長」三浦大輔さんや「ハマの大魔神」佐々木主浩さんら、「ハマの~」で始まるニックネームが既に市民権を得ていたことも災いしたのでしょうか。あんまり「ハマの龍神」と呼ばれることはありませんでした。

 代わりに定着した愛称が「野生児」。なるほど、こちらの方が金城さんのプレースタイルを思い起こさせてくれます。勝負強い打棒と親しみやすい人柄は引退した今もなお、ファンの間で語りぐさです。

「マッサン」岡本和真(巨人)

 史上最年少で「3割・30本・100打点」を記録したジャイアンツの主砲・岡本さん。2014年秋のドラフト1位で巨人に単独指名されて入団すると、15年2月の春季キャンプでは将来の主砲候補としてスポーツメディアがその一挙手一投足に注目しました。キャンプインから1週間、未完の大器への愛称が一度は「マッサン」に決まったことを知る人は、もはやごく少数でしょう。

 名付け親は木村2軍投手コーチでした。「和真」の「ま」を取って「マッサン」としたのです。ちょうどその頃、NHK連続テレビ小説「マッサン」がオンエアされていたという背景も見逃せません。

 その後、2軍首脳陣から「マッサン」と呼ばれ続ける中、練習に明け暮れたのですが、完全に1軍に定着した今、この愛称を用いるファンはほぼ絶滅しています。名前の最終音から引用するという分かりにくさが、定着を妨げた要因と見られます。

 古くは「若大将」「青い稲妻」、最近では「マー君」「マエケン」など、愛称で呼ばれることは一流の証しとも言えます。ニックネームが球界の枠を超え、広く世間をにぎわすような新星がこれから現れるのか、期待したいですね。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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