日産野球部は逆風を乗り越えられるか 赤字6708億円で迎える復活1年目の夏
親会社の業績悪化が伝えられる中、復活した日産野球部の戦いぶりが注目となる(C)ACPHOTO
影響は決してゼロではないとの見方が大きいです。
今年から活動を再開した社会人野球・日産自動車野球部です。都市対抗野球大会を2度も制した名門チームは、リーマン・ショックなどの影響もあって、2009年12月に一度は休部に。しかし、16年間のブランクを経て、復活への機運も高まり、今年から活動を再開したのです。
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それと同時に本社の業績悪化が続々とニュースに。5月13日には、2024年度1年間の決算で、6708億円の赤字になり、27年度までにグループ全体で2万人を削減するとの経営方針を発表しました。
さらには生産工場を削減する方針で、従業員の中には「日産はどうなるのか」との不安が広がっているのです。
来月初旬には東京ドーム行きの切符を懸けた西関東2次予選がスタート。フレッシュなメンバーがそろった日産野球部も新たな第一歩を目指しますが、世間の声は必ずしも野球部に好意的なものだけではありません。
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