「金がすべてじゃない」井上尚弥戦の延期で「金目当て」批判を受けたグッドマンが訴え!「俺の優先事項はベルトだ」

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井上との対戦願望を隠さずに来たグッドマンの意欲は微塵も落ちてはいない。(C)Getty Images、(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 25歳の若武者は、いまや「史上最強」とも称される絶対王者との勝負に万全を期する。

 ボクシング世界スーパーバンタム級のIBF&WBO世界スーパーバンタム級1位に立つサム・グッドマン(豪州)は、同級4団体統一王者に君臨する井上尚弥(大橋)とのタイトルマッチに向け、並々ならぬ闘志を燃やしている。

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 もっとも、両者の対決が正式に決まったわけではない。むしろ、ここにきて遠のいた感もある。

 去る5月6日に東京ドームで行われたルイス・ネリ(メキシコ)との防衛戦後に井上とリング上で対峙したグッドマン。その場で言葉を交わした両陣営は交渉を具体的に進めてきたが、開催時期で折り合いがつかずに先延ばしとなった。

 9月開催を望んだ井上側の求めに対し、頑なに12月開催を譲らなかったグッドマン。挑戦者が王者側のオファーを受け入れないという異例の発表は日本でも小さくない波紋を呼び、「ファイトマネーのつり上げが目当てではないか」といった疑義が向けられもした。

 無論、いわゆる“金目当て”ではないというのは、当人がキッパリと否定している。今年7月10日に母国でWBC同級8位のチャイノイ・ウォラウト(タイ)とのノンタイトルマッチに臨むことを正式発表したグッドマンは、豪スポーツ専門局『FOX Sports』が主催した5月28日(現地時間)の会見で「金がすべてではない。俺は『どうだ、億万長者だぞ』と言うためだけにこのスポーツを始めたわけじゃない」と説明した。

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