今季は67年ぶりとなる120試合制の見込み 日程凝縮により驚きの記録が飛び出す?!
個人成績で際立つのは怪童・中西太(西鉄)。36本塁打、86打点で2冠王。146安打もリーグ最多。打率・314はリーグ2位で惜しくも3冠王を逃した。打撃上位10傑には20本塁打以上した選手は他に誰もいない。盗塁王のレインズ(阪急)は61盗塁で、やはり2試合に1個以上決めていた。
投手は川崎徳次(西鉄)が24勝と防御率1・98で投手2冠。防御率1点台と20勝以上したのは川崎ただ1人だった。最多奪三振は米川泰夫(東急)の180だった。
セは続く1954年からしばらく130試合制が続いた。パは同年は140試合、1955年は143試合、そして1956年は歴代最多となる154試合制へと試合数を拡大していった。
1969年から足並みをそろえ、130試合制の時代が長く続いた。1997年から135試合に増え、2001年から140試合へ。パが先行導入していたプレーオフを、両リーグ統一のクライマックスシリーズとして採用した2007年からは144試合制となり、2015年からは143試合制が続いていた。
120試合となるのは今年限りで、来年以降は再び143試合制へ戻ることが有力視される。1シーズン限りで67年ぶりとなる120試合制の特別なシーズン。シーズンが短縮されたからこそ際立つ驚きの記録が飛び出すのか、それとも各個人成績は試合数に比例して伸び悩むのか。毎週6連戦が続く模様で、日程が凝縮されたからこそ爆発力をみせる選手が現れれば、ファンを大いに喜ばせそうだ。
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