開幕延期のプロ野球でダブルヘッダー復活?!劇的な結末となった伝説の「10・19」とは
新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が大幅に遅れているプロ野球で、22年ぶりに実現なるかと注目されているのがダブルヘッダーの開催だ。
既に公式戦143試合の開催を断念。交流戦も中止となり、現状では120試合とも110試合とも言われている。6月中の開幕を目指しているが、予断は許さない状況。試合数の大幅削減により、日程消化のためのプランとして協議され続けているものの一つがダブルヘッダーという。
セ、パ両リーグともダブルヘッダーは1998年を最後に一度も行われていない。
セ・リーグ最後のダブルヘッダーは1998年10月10日の横浜対中日(横浜)。第1試合は横浜が2-1で先勝し、第2試合は中日が5-4で巻き返した。
パ・リーグ最後のダブルヘッダーはその前日にあたる1998年10月9日の西武対オリックス(西武ドーム)。こちらは西武が3-1、6-2で2連勝を飾った。
メジャーリーグは最近でも珍しくないダブルヘッダーだが、日本プロ野球では途絶えて久しい。日程消化を助ける雨天中止のないドーム球場が増えたこと。また観客入れ替えのノウハウが失われ、各球団がそもそも及び腰であることなどがその理由に挙げられる。
それでも非日常感が味わえ、時にドラマティックな展開を生むダブルヘッダーが、多くの野球ファンたちを熱狂させてきたのも事実だ。
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