秋のプロ野球界の「野戦病院化」が避けられない理由
コロナ禍で6月19日に開幕したプロ野球も12球団全て30試合を消化しました。今季は120試合制を採用しているため、これですでに4分の1を終えたことになります。
無観客でのスタートとなりましたが、現在では5000人を上限にソーシャルディスタンスを保った上で観衆もスタンドへと陣取っています。コロナ禍で停滞してしまったスポーツ&エンタメを牽引しようと、プロ野球がJリーグと手を組み、率先した形です。
しかし、グラウンドに目を転じてみれば、目立つのはやはり…コンディション不良に苦しむ選手が多発していることです。
スポーツ紙のデスクはこう解説します。
「巨人は7月26日まで貯金10の首位ですが、助っ人のデラロサ、パーラ、サンチェスがいずれも欠場する事態になりました。坂本や丸らの主力もスタメンを外れる時があるなど、原監督もうまく休養を与えながら、この過密日程のシーズンを乗り越えようとしています」
巨人では小林に澤村、中日は平田、阪神は主将の糸原に救援勝ちパターンの岩崎、広島はエース・大瀬良、楽天は岸、日本ハムは王柏融、ロッテは荻野、西武は高橋光…と、各球団、主力選手がコンディション維持に苦しみ、登録抹消される例も出てきています。
しかしこれらの傾向は夏場を経て、秋を迎えるとさらに顕著になっていくと、球界関係者は証言するのです。
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