F1の開幕日が7月3日に決定!F1初のダブルヘッダーの導入も
昨年のF1イギリスGP(ダイムラー提供)
今季のオーストリアの大会は、1レース目(7月5日決勝)については通常通り「オーストリアGP」の名称を掲げる。次週の2レース目(7月12日決勝)はレッドブルリンクのあるオーストリア南東部の連邦州「シュタイアーマルク」の地名を大会名に採用しており、「シュタイアーマルクGP」と公式に呼んでいくもようだ。
イギリスは島国で入国する渡航者に対しては14日間の検疫措置を課すことが決めているため、カレンダーから外れる恐れもあったが、英政府がF1を検疫免除対象にしたことで開催が可能になった。こちらも1レース目(8月2日決勝)は「イギリスGP」を名乗る。
ただし、2レース目(8月9日決勝)は「F1 70周年(70th Anniversary)グランプリ」に。F1世界選手権は1950年にシルバーストーンサーキットで開催されたイギリスGPから始まり、今年が丸70年。記念グランプリの位置付けだ。
伝統のモナコGP、F1に返り咲いたオランダGP、当初は開幕戦だったオーストラリアGPは今季の開催を断念。後半の開催カレンダーについては未発表ながら、9月に旧ソ連のロシアとアゼルバイジャン、12月に中東のバーレーン、アブダビがセットで組まれるとみられる。
鈴鹿を舞台とする日本GPは10、11月の開催を検討しているようだが、オートバイのロードレース世界選手権日本GP(栃木・ツインリンクもてぎ)が中止を決めており、予断を許さない状況だ。
そのほかに大会中止を発表していないのは中国、ベトナム、シンガポール、米国、カナダ、メキシコ、ブラジル。後半戦に中止と決めたグランプリ以外の12戦全て組むことも可能性だが、長距離遠征に伴う新型コロナ感染のリスクを踏まえると、そのうちの数戦はプロモーターなどと協議した上で間引かれるとみられる。
改訂版・2020年F1カレンダー(シーズン前半)
戦/開催国/期間/会場
1/オーストリア①/7/3~5/レッドブルリンク
2/オーストリア②/7/10~12/レッドブルリンク
3/ハンガリー/7/17~19/ハンガロリンク
4/英国①/7/31~8/2/シルバーストーン
5/英国②/8/7~9/シルバーストーン
6/スペイン/8/14~16/カタルーニャ
7/ベルギー/8/28~30/スパフランコルシャン
8/イタリア/9/4~6/モンツァ
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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