金足農も近江もフルボッコ!大阪桐蔭「甲子園決勝」9連勝の不敗神話続く理由
今大会の大阪桐蔭は1回戦の鳴門(徳島)戦こそ3-1と辛勝だったが、2回戦を予定していた広島商がコロナ感染の影響で出場辞退。日程にも恵まれ、準々決勝からは得点が17、13、18と猛打が爆発した。
近江戦では負けられない理由もあった。昨年夏の選手権2回戦で対戦し、序盤に4点をリードしながら逆転負けを喫した苦い過去があった。今大会の再戦では、リードしても決して攻撃の手を緩めなかった。決勝の4本塁打を含む大会11本塁打は、清原和博と桑田真澄の「KKコンビ」を擁した84年PL学園(8本)を超える大会新記録となった。
近年の高校野球界をリードする大阪桐蔭は、選手層が頭一つ抜けており、そもそも決勝でなくても強い。甲子園のような短期決戦では、大会序盤に取りこぼすことはあっても、場の雰囲気に慣れた中盤以降は本来の力を発揮しやすい。決勝に向けて仕上がったチームは、対戦チームの疲労度も加わり、圧倒的強さを見せつける展開になることが多い。
ツイッターでは「大阪桐蔭強すぎる」がトレンドワードに。開幕から連敗中のプロ野球チームを引き合いに「阪神より強い」という声も多数見受けられた。高校球界の横綱・大阪桐蔭の「決勝不敗神話」はまだまだ続きそうだ。
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