東京五輪に望む侍ジャパン「選手のコンディション管理」が重要 前回北京五輪後、ケガでペナント復帰できなかった2人の選手とは?
万全のコンディション管理が重要
もう一人がソフトバンクの川崎宗則。シーズン中から左足を痛めていたが、それを押して出場。帰国後、左足第2中足骨の疲労骨折と診断された。レギュラーシーズン最終戦で復帰したが、新井も川崎も五輪のケガで残るシーズンを棒に振ったと言っていいだろう。
長期離脱ではなかったが、ロッテ・西岡剛も大会で右脇腹を肉離れした。復帰には数週間を要した。
指揮官である星野仙一監督が、コンディション不良の選手も多く招集した点について、批判の声が集中した。
代表での戦いが故障につながると、今度は代表招集を避ける選手が増えてくる。そうなると結果的に代表チームの戦力ダウンとなり、より対戦相手のレベルの高いWBCなどの国際大会で勝利を収めることは難しい。
どうしても獲らなければならない金メダル。ただ、こうした北京の被害者たちに続く悪夢だけは避けられるよう、万全のコンディション管理を望むしかない。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
1 2