仏のラミちゃんがカミナリ、過去に「懲罰交代」させられた大物捕手とは?
歴代の「懲罰交代」事例集
これまでプロ野球でも数多く行われてきた「懲罰交代」から、いくつかをピックアップした。
◆広島・梵(そよぎ)英心(08年)
4月の巨人戦で、1度は守備に就きながら懲罰交代させられた。
4回に凡打してベンチに退く際、コーチに手渡すべきヘルメットを、思い切り地面にたたきつけた。直後の5回、投手が打者に1球を投げた後、ブラウン監督は交代を命じ、遊撃梵をベンチに下げた。
指揮官は「私は監督として大切なルールを設けている。そのルールに抵触する彼の行為にカッとなった」と説明。
◆中日・谷繁元信(13年)
6月のソフトバンク戦。同点に追いついた直後の8回に1点を勝ち越され、さらに1死二、三塁で投手が暴投。捕手・谷繁がなぜかこぼれたボールを追わず、2者の生還を許した。
高木守道監督は「あそこであんなふうになって、出しとく意味ないでしょ」と直後に懲罰交代。2000本安打を放ち、のちに名球会入りする大ベテランにも容赦しなかった。
◆巨人・大田泰示(14年)
3月のオリックスとのオープン戦で、大田が初回の守備から姿を消した。
「9番中堅」で先発した1回表2死満塁で内角球に手が出ず3球三振。伸び悩む大砲を、直後の守備で懲罰交代した原監督は「コメントすると余計なことを言うから」と多くを語らず、川相ヘッドコーチは「チャンスで振らないことには何も起きない」。
大田は17年、トレードで日本ハム移籍後にブレークした。
◆巨人・小林誠司(17年)
6月のオリックス戦で、1度も打席に立つことなく懲罰交代を命じられた。
序盤で4点をリードされた3回、8番バッターの小林に代打・相川が送られた。8連敗中のチームは失点が多く、守備重視で打率1割台の小林を起用してきた高橋由伸監督は「ここ数試合の点の取られ方もあったり。あまり打てないので、しっかり守ってほしい」と説明。
試合に敗れ、その後も悪い流れは変えられず球団ワースト13連敗を喫した。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]