仏のラミちゃんがカミナリ、過去に「懲罰交代」させられた大物捕手とは?

タグ: , 2019/3/8

 仏のラミちゃんが、カミナリを落とした。

 DeNAドラフト2位の伊藤裕季也内野手(22=立正大)が7日の中日戦(ナゴヤ球場)で懲罰交代を命じられた。原因は怠慢走塁だった。

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伊藤の甘いマスクが…


 「7番・二塁」でスタメン出場。2回2死の第1打席で一塁後方へフライを打ち上げた。風の影響もあって流された打球は一塁手、二塁手、右翼手の間のフェアゾーンに落ちた。

 伊藤は…なんと走っていない。ファウルを決め込んでいたのか、打球を見て走りだした時にはすでに遅し。ボールを拾った二塁手が、一塁ベースカバーに入った投手に転送してアウト(記録は二ゴロ)となった。最初から走っていれば余裕でセーフだった。

 ラミレス監督は直後に交代させ、ベンチ内で説教。伊藤の特徴でもある甘いマスクが、みるみるゆがんでいった。

 伊藤は長打力が武器で、春季キャンプ途中から1軍に昇格。ラミレス監督が「練習を見ていたらスラッガーにふさわしい。守備も落ち着いている」と高く評価し、1軍帯同で経験を積ませていた。普段は温厚な指揮官も今回ばかりは「受け入れがたい」と制裁を課した。

 伊藤は自身のツイッターで「全ての方に失礼なプレーをしてしまいました。これが今の自分の甘さです。交代させてくれた監督に感謝します。今日のプレーに限らず甘さを無くし、強い選手になります。本当にすみませんでした」とつづった。

 当たり前のプレーをやらない、あるいはチームの士気に関わるまずいプレーには「懲罰」が下る。見せしめにもなり、ベンチには緊張感が走る。対象が主力選手であるほど、インパクトは強烈だ。

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