菅野智之の胸中やいかに・・・巨人が山口俊にメジャーへのポスティング移籍を容認 その背景は?
巨人の山口俊投手が18日、今オフにポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指すことを表明した。巨人からは過去に松井秀喜、上原浩治、高橋尚成がFA宣言してメジャー移籍したことはあったが、ポスティングシステムでの移籍は初めてとなる。
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巨人で初めてポスティングシステムでのメジャー移籍を容認
球界の盟主とも呼ばれる巨人は、一貫してこのポスティングシステムを容認してこなかった。高卒野手として1年目から1軍出場していた松井は、28歳とまだ若い年齢で海を渡れた。ただ大卒で浪人経験のある上原は33歳、大卒後社会人を経由した高橋尚は34歳と、海外FA権取得まで長い年月を必要とした。2投手ともメジャー移籍後も数字は残したが、選手としての峠はさすがに過ぎていた。より早い段階でポスティングシステムでの利用を訴えても、門前払いにあっていた。
その巨人が大きな方針転換をみせた。球団によると、DeNAから巨人へFA移籍した際に、山口が希望すれば将来的にポスティングシステムでのメジャー挑戦を容認する付帯条項があったという。いわゆる「サイドレター」で、FAでの争奪戦の際に、他球団との競争の中で生じた妥協点だったとも言える。
この山口の移籍で、がぜん注目を集める形となったのが菅野智之投手だ。かねてから将来のメジャー挑戦を志望していた。