「鈴鹿8耐」が秋に開催延期に 懸念される問題点とは?「雨だったらマジ拷問」
ピットストップでは選手交代だけでなく、給油やタイヤ交換の作業も(ホンダ提供)
サバイバルレースを象徴するのがピット裏だ。どのチームも水を張ったゴムプールを用意しているのだ。その目的は走り終えたライダーたちがプールに飛び込んで熱を帯びた体を冷やすため。日中の路面温度は60度に達することもあり、水に浸かることで熱中症を防ぐことができるという。
そんな風物詩のようなシーンが見られない可能性はある。名門チームのヨシムラに所属する渡辺一樹は自身のツイッターで戦い方を早くも予想。「①涼しく軟らかめのタイヤで行きやすく、体力的にも有利なのでペースが上がり、歴代最速8耐になる可能性②日暮れが早く、2・5時間の夜間走行になり、夜の得意不得意、コンディション変化へのキャパシティーがより問われる③雨だったらマジ拷問」とした。
もちろん、新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていなければ、秋開催も難しい。初の大会中止も考慮しなければならない。モータースポーツの世界も一寸先は闇だ。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
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