「●●世代」といえば、何を思い浮かべる?「松坂世代」、「マー君世代」…
「●●世代」といえば、何を思い浮かべるだろうか。
定番は「団塊世代」「バブル世代」「ゆとり世代」。野球に覚えのある人であれば、自己紹介をするとき「プロ野球でいうと、●●世代です」なんて、織り交ぜてくるケースも多い。
松坂世代
プロ野球で代表的なのは「松坂世代」だろう。1998年の甲子園で春夏連覇を果たした横浜高校の松坂大輔を中心に、同じ学年に優秀な人材がそろった。阪神藤川球児、ソフトバンク和田毅、ヤクルト館山昌平、元巨人の村田修一、杉内俊哉、若くして楽天監督を任された平石洋介ら。同じ年生まれで活躍する選手を総じて「●●世代」と呼ぶようになったのは、松坂が元祖かもしれない。
マー君世代
続くのは「マー君世代」。ヤンキース田中将大を筆頭に、ドジャース前田健太、巨人坂本勇人、ソフトバンク柳田悠岐、西武秋山翔吾ら球界を代表するメンバーがズラリ。もともと2006年夏の甲子園決勝で田中(駒大苫小牧)と投げ合い、優勝した日本ハム斎藤佑樹(早実)が世代の中心にいた。マウンドに似合わないハンカチで汗を拭いたことから「ハンカチ世代」と名付けられたが、斎藤がプロ入り後に低調。いつしか「マー君世代」にとってかわられたが、今では疑問に思う人がいないほど定着してしまっている。
このように「●●世代」の特徴は、アマ時代(高校)に圧倒的な知名度を得て国民に認知され、プロ入り後も活躍した絶対的な中心選手がネーミングされるケースがほとんど。全国区の人気を誇っていた斎藤と日本を代表する投手に成長した田中の立場がプロで逆転したが、同じような現象が高卒プロ2年目の「清宮世代」でも起きようとしている。
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