ファンを楽しませるためのバーチャルレースでトップレーシングドライバーが人種差別発言をして解雇に!
トップドライバーとしてのステータスを一夜にして失うことに
ツイッターに公開されたラーソンの謝罪動画(本人のツイッターから)
ラーソンは日系4世で、NASCARのトップカテゴリーでもあるカップシリーズで6勝をマーク。過去4年連続でプレーオフに出場し、昨季はランキング6位を獲得するなどトップドライバーの1人として知られる。それが不用意な発言をしたことで、せっかくのステータスを一夜にして失うことになった。
モータースポーツのレーシングカーは「走る広告塔」と呼ばれ、チームの運営費やドライバーの報酬はレースの賞金以外に、車体に貼られるスポンサー企業からの資金で賄われる。今回のような人種差別発言はブランドイメージを著しく傷つけるため、最も嫌われる行為でもある。
モータースポーツに限らずスポーツイベントでは過去にも選手や関係者から人種差別発言が出て、大問題となったことが何度もある。ラーソンがこのままNASCARのトップカテゴリーに返り咲くかどうかは分からない。まずは自分が発言したことの罪深さをかみしめ、真摯(しんし)に反省をすべきである。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
1 2