26年間続いたマリナーズと日本人の関係、途切れた途端にチームは躍進?

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 その後、2004年には木田優男が加入。2006年には城島健司が加わった。2012年には川崎宗則と岩隈久志がマリナーズのユニホームに袖を通した。

 この2012年はマリナーズの日本人メジャーリーガー史の中で大きな転機となる。7月、12年間プレーし続けたイチローがヤンキースへトレード移籍したのだ。顔が去った一方で、岩隈はここから長くチームのエースとして先発ローテーションになくてはならない存在へ上り詰める。

 2016年には青木宣親がプレー。2018年にはイチローが復帰し、菊池雄星も加わった。岩隈はこのシーズン限りで退団となったが、7シーズンで150試合に投げて63勝を挙げた。

 2020年には平野佳寿もプレー。菊池は先発ローテーションの一角として3シーズンで15勝を挙げたが、チームに残留できるオプションを自ら破棄してFAとなり退団した。これで1996年のマック鈴木から26シーズン続いてきた日本人メジャーリーガーの系譜が途切れてしまったのだ。

 日本人がいなくなった途端、重かった「10月の野球」への扉が開かれてしまうのだろうか。そうなれば…、どうしても複雑な思いで眺めざるを得ないのである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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