あと1人コールは廃止にすべき?リスペクトと気持ち良さが応援には大切
6月17日の阪神対ソフトバンクでも「あと1人」コールが起こった(C)ACPHOTO
6月17日の阪神対ソフトバンクでのファンの応援が物議をかもしている。1点リードの阪神は9回2死一、二塁のピンチを迎えるが、あと1アウトを取れば勝利という緊迫の状況。ソフトバンクは絶体絶命の状況から、中村晃が左中間にタイムリー2ベースを放って逆転成功。見事な逆転勝利を収めた。
【関連記事】「火の球ストレート」を持つ藤川球児氏が「あんな投手はいない」と語る最強投手とは
劇的な逆転劇に沸いたこの試合ではあるが、ソフトバンク打線の粘り以上に注目を集めたことがある。中村の打席の際に甲子園球場の客席から巻き起こった“あと1人コール”だ。甲子園球場では阪神がリード時の9回2アウトのシチュエーションで、阪神ファンによる「あと1人」「あと1球」は恒例化している。
しかし、以前からあと1人コールはマナー的な、スポーツマンシップ的な観点から問題視されていた。5月24日の阪神対ヤクルトでもあと1人コールをめぐり、両チームのファンがSNSで攻撃し合うという場外乱闘が勃発している。また、今年開催されたWBCの日本対イタリアでも、日本がリードしている9回2アウトであと1人コールが巻き起こり、あと1人コールの是非が注目された。
1 2