早くも「裏日本シリーズ」とささやかれる「あの2球団」の戦いとは
来季は日本ハム、中日、ソフトバンクの3球団がそれぞれ新しい指揮官となった。ニューリーダーがどんな色をチームに加えるかは野球ファンも楽しみとするところだが、とりわけ、新庄ハムVS立浪中日のチーム作りに注目が高まっている。
新庄監督は就任会見で「優勝を目指さない」と公言、ほかにも「選手全員1度は一軍を経験させる」「ファンからの投票でオーダーを決める」など今までの常識にはなかった自由な発想のチーム作りが注目を集めている。選手との関係性に関してもオフに入ってからもSNSでやり取りするなど、従来にはなかった手法が話題となっている。
一方の立浪監督といえば、就任後すぐに選手の身だしなみに言及。「茶髪、長髪、ひげ禁止」を選手やチームスタッフに通達し、チームの雰囲気をぴりっとさせた。「今の時代にあまり規制をかけるというのは良くないことかもしれませんが、やはりスポーツ選手はスポーツマンらしく、ファンの皆様も見ていますし、髪型にしても、そういったことも含めてきちっとした形でスタートしようかなと思っています」とコメントしている。この好対照にも見える選手へのアプローチ法の違いが注目を集めているのだ。
両チームに共通しているのは近年、低迷が続いていること。投打の若手にいい素材がいながらもまだまだ力を発揮できていない選手も多い。
「日ハムでいえば清宮、中日でいえば根尾、石川など未完の大器とされる大型野手の潜在能力を両指揮官がいかに引き出せるかにも注目が集まっています。選手のモチベーションを高めて、チームに一体感を示せるか、球界内の話題の的となっています」(放送関係者)