高校通算138発・佐々木麟太郎の「最後の夏」でプロ球団が「見極めたいポイント」とは
佐々木について、あるセ・リーグの球団スカウトは「高校生レベルの投手からいくら本塁打を打っても、速球に対応できなければプロでは通用しない。150キロ超えが珍しくなくなったプロでは時間がかかるのでは、という懸念がある。全国レベルの投手と対戦し、成長を見られれば」と3年最後のチャンスとなる甲子園出場を願う球団は多い。
だが、逆の声も聞こえてくる。「佐々木のドラフト1位を決めている球団があると言われています。もし甲子園で活躍して評価が上がれば、1位競合の可能性が高まります。そういう球団にとっては、甲子園に出ないでくれたほうがありがたいでしょう。ただ岩手大会は毎年激戦で、簡単に突破できるほど甘くない。大谷翔平選手でも高校最後の甲子園に出場できなかったくらいですからね」(球界関係者)。
水面下でさまざまなプロ球団の思惑がうごめくなか、佐々木にとって集大成となる夏の大会がいよいよ幕を開ける。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】女性スキャンダルの西武・山川穂高が「放出一択」ではない理由 注目集める現在のチーム状況との「相関性」
【関連記事】「豊作」と言われた18年ドラフト 5年後の答え合わせ 意外な出世頭とは
【関連記事】「本当に見えなかった」古田敦也氏・前田智徳氏・・・名球会選手たちがどうしても打てなかった「魔球」とは
1 2