「ササキは確かに見せた」佐々木朗希、5回途中降板も復活の狼煙 フィリーズ打線は「注目新人に手こずり続けた」

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 今回のピッチングには現地メディアも及第点を与えている。スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』は、「ドジャースが思い描いていたポテンシャルの片鱗を、ササキは確かに見せた」と評しており、さらにこの日のパフォーマンスを「一種類の球種に固執することなく、フィリーズ打線を惑わせる多彩な速球を投げ分けた」と振り返っている。

 また、初回の失点の直前、ランナー2・3塁とした場面については、「ササキは冷静さを失わなかった」と指摘。ブライス・ハーパーの打席での投球を「スプリッターを4球連続で投じた。4球とも83~85マイルの範囲で、ハーパーがしっかりと捉えたのは1球だけ。8度のオールスター選出経験を持つこのスター打者から三振を奪っている」と回想する。

 さらに2回以降のパフォーマンスにも、「フィラデルフィアの打者たちは、この大きな注目を集める新人に手こずり続けた。ブランドン・マーシュ、シュワーバー、トレイ・ターナーはいずれも三振またはフライアウトに倒れている」と称賛。同メディアは、この日の佐々木の投球を総括し、「修正された投球フォームはドジャースに敵地での勝利をもたらす原動力となった」と綴っている。

 勝利投手の権利には届かなかったものの、この日の佐々木は悔しさを噛みしめた前回までの2度の登板とは異なり、打者を攻め込むピッチングを繰り広げていた。着実に前に進む23歳がさらなるインパクトを残し、白星を掴む日も日はそう遠くは無いはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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