“生命線”を粉砕された佐々木朗希は「異質な存在」 議論百出となった降板で米記者が呈した課題「新たな武器以外に解決策はない」
4シームが軸にならなければ、やはり佐々木は途端に崩れていく。その不安定さには、鵜の目鷹の目の米メディアからもシビアに見られている。ニューヨークを拠点に置くプロスポーツを執筆している『Empire Sports Media』の敏腕ジャーナリスト、ライアン・ガルシア氏は自身のXで「ロウキ・ササキの防御率は、彼がどれほど苦戦してきたかを正当に反映していない」と断言し、「彼の速球は非常に打たれやすく、頼みの綱はスプリッターのみだ」と酷評した。
さらに米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は、「ドジャースの中で依然として異質な存在」と佐々木の現状をリポート。その上で本人が越えるべき課題を突き付けている。
「今はまだ十分にやれているようには見える。とくに4シームとスプリットでストライクが取れる日は。だが、アメリカで許されるミスの幅が狭まっているのも事実だ。まず制球力を損なわない程度に球速を回復させること、そしてコマンドの向上、あるいは打者に速球を当てさせない新たな武器を身につけること以外に、ロウキの明確な解決策はない。少なくともメジャーリーグにおいて」
おそらく今後も佐々木はメジャーという大舞台でチャンスを与えられる。無論、内容次第で賛否両論が渦巻く過酷な勝負の中で怪物はどう成長を遂げていくか。一挙手一投足への興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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