思わずバット投げ捨てる“バンザイ弾”で驚異の7戦5発! 止まらない大谷翔平の異次元さを物語る「1.138」

打った直後に、両手をあげ、勝ち越しホームランを確信した大谷。(C)Getty Images
快進撃が止まらない。
現地時間5月9日に敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に大谷翔平(ドジャース)は「1番・DH」で先発出場。11-11で迎えた9回の第6打席に今季第12号となる勝ち越し3ラン本塁打を放った。
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まさしく千両役者な一振りだった。第1、2打席は連続二塁打を放っていた大谷は、その後2打席凡退で迎えた9回の最終打席に見せた。
チームが3点差を詰めた9回1死一、二塁での打席で相手変則右腕ライアン・トンプソンと対峙した背番号17は、カウント1-2と追い込まれる。それでも「コンタクトすることだけを最後は考えていきました」と真ん中低めに投じられたスプリットを強振。打った瞬間に本人がバットをポーンッと投げ捨て、両手を突き上げて見送った打球は、打球速度113マイル(約181.86キロ)で右翼席に着弾した。
敵地が熱狂する異例の光景が広がった。それはひとえに最大の勝負所で最高の結果を出した大谷の凄みに、球場全体が吞み込まれた証左のようでもあった。
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