いきなり出た154キロに韓国紙も「まさに怪物」と愕然! 佐々木朗希と対峙した敵打者は本音を吐露「見てきたものと違った」
危なげなく1イニングを無失点で投げ切った佐々木。その投球内容に賛辞が集まった。(C)Getty Images
貫録すら漂うピッチングだった。2月25日に沖縄県糸満市内でロッテとKBO(韓国プロ野球)の古豪ロッテ・ジャイアンツの練習試合が行われ、佐々木朗希投手が実戦初登板を果たした。
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わずか1イニング。春季キャンプで取り組んできた内容を試す調整の場だった。しかし、「令和の怪物」は、約3300人の観客で満員となった球場をドッと沸かせる。先頭バッターのキム・ミンソクに投じた初球のストレートがいきなり154キロを計測。ここから3球続けて150キロ台のストレートで攻め、最後は138キロのフォークボールで空振り三振をマークし、上々のスタートを切る。
これで好感触を掴んだ佐々木は、続く2番のユン・ドンヒに151キロのストレートをレフトに痛打されてツーベースヒットを打たれたが、後続を危なげなく打ち取って1回13球を投げ、無失点に抑えた。
特大のポテンシャルを垣間見せる投球内容に、韓国メディアも脱帽する。日刊紙『朝鮮日報』は「短いイニングだったがインパクトは強かった。佐々木の強烈な速球は噂通りに圧巻で、まさに怪物だった」と日本球界が誇る超逸材の凄みをリポート。さらに「時期的にも100%のコンディションではないにもかかわらず、佐々木は韓国ではなかなか見られない強い速球を連続して投げた」と驚きを持って報じている。