ロッテの佐々木朗希がキャンプで順調に投げ込み 心配はWBCの後、NPB球へ感覚を戻す作業
球団サイドが最も気にしているのはWBCが終わってから。WBCで順調に勝ち進めば、3月21日の決勝(米フロリダ州・ローンデポパーク)まで侍ジャパンのメンバーとして拘束される。2023年のNPBのレギュラーシーズンが開幕するのは3月31日。1週間近くでNPB球で投げる調整をしなければならず、すぐに感覚を取り戻すことができるか懸念されているのだ。
球界関係者も「NPB球には長くなじんでいるので、WBC球に慣れるよりも早く感覚が戻るとみられるが、中には元に戻すのに時間がかかる投手もいる。各球団とも復帰プログラムを用意しているようだが、本来は調整段階の時期に国際大会で投げる必要があり、肩への負担なども考慮して見極めなければならない」と指摘している。
佐々木朗は昨年7月にも右手中指のまめをつぶし、1ヶ月近く戦列を離脱。4月に完全試合を達成しながら、年間9勝に留まり、規定投球回数にも届かなかった。WBCでは吉井監督が投手コーチとして現場でのお目付け役となっており、無理な登板はさせないようだが、ロッテ側にとっては心配の種は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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