春季キャンプでのロッテ・佐々木朗希 吉井コーチの大リーグ流スロー育成に球界も注目!
井口監督も佐々木のスロー育成は共通認識
このようにスロー育成を実践しているのは指揮官が井口資仁監督だからこそ。ホワイトソックスでワールドシリーズ制覇を成し遂げた元メジャー選手で、若手選手はマイナーからじっくりと育てて腕を磨かせるのが当たり前。高卒でいきなりメジャーデビューする例はほとんどない。
井口監督も「吉井投手コーチに任せている」としており、佐々木を無理せずに育成していくことは共通認識のようだ。もちろん、190センチと体格にも恵まれ、球団が計測した体力データでは短距離選手と同等の足腰も備わる。数十年に1度の超逸材だけにキャッチボールでの球のスピード、回転は並のプロ投手とは比べものにならない。
ひとまず2月中は1軍に帯同させて遠征先で鍛錬させる予定で、シーズンに入ってから2軍のマウンドで実戦感覚を積んでいく見通しだが、準備が整えば、今季中の1軍デビューの可能性は十分あるようだ。
吉井コーチは日本ハム投手コーチ時代にダルビッシュ有(現カブス)、大谷翔平(現エンゼルス)ら一流投手を育て上げた名伯楽でもある。佐々木も大船に乗ったつもりで身を預ければ、大成すること間違いなしだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません
[文/写真:中日スポーツ鶴田真也]
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