有望株ランキングでもう3冠を達成、佐々木朗希が若手評価で米主要メディア最高順位を総なめ
高く評価される佐々木は、ドジャースで開幕ローテ入りなるか(C)Getty Images
米スポーツ専門局の『ESPN』は1月29日(日本時間30日)、今季のプロスペクト(若手有望株)ベスト100を発表した。1位には、ロッテからポスティングシステムでドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希が選ばれた。
「90マイル台後半の直球は、時には3桁も計測する。そこに地球上で最も優れたうちの一つであるスプリットと、さらにスライダーも加えてくる」
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2022年にはロッテで完全試合も達成した最速165キロ右腕を、高く評価した。「一般的なプロスペクトとは少し枠組みが異なるが、ササキはインターナショナルボーナスプールの枠内で入団した。このランキングに名前を連ねる資格はある」と注釈を添え、すでに日本でプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせた右腕を1位に選んだ。
もっとも、日本ラストイヤーとなった昨年の投球を、楽観視しているわけではないという。「球速や直球の質は、若干の陰りをみせていた。スライダーも同様だ」とも指摘。「メジャーリーグのエースになるためには、もう少し何かを学び成長する必要がある。カットボールやカーブボールを武器に加えるなど、さまざまな成長余地は残されている」と今後へ向けた提言も行った。佐々木自身、現在投手として完成しているわけではなく、成長途上であることは強く認めている。
実は佐々木がこのプロスペクトベスト100でトップに立ったのは初めてではない。22日に発表された米野球専門誌『Baseball America』、25日に発表されたMLB公式サイトの全く同じランキングでも全て1位。米メディアの期待値ランキングにおいて、見事トリプルクラウン達成というわけだ。






